SvBONYのCMOSカメラ、SV305の光学ウインドウはIRcutフィルターとのことです。IMG_6577
赤外線が入ってくると屈折対物の収差が増大するので、トータルで考えて正しいパッケージングだとは思います。しかし当方の場合、電視観望に「赤外域利用」を大きく位置づけているので、個人的には「余計なことしてくれるよ」ということになります。正直なところ。

となると、当然これを取り外す「レス改造」を考えるわけですが、SV305を入手するや否やこれを敢行したM87JETさんの例もありまして、もう実行するしかなく(笑)。
ただし、皆さんよくご存知のとおり、こういうことをやりますとメーカー保証がなくなるのはもちろん、有償のメンテナンス等も受けられなくなるという両刃の剣。素人にはお勧めできない。

以降、当方の光学ウインドウ取り外しの模様を掲載しますが、こんなことはやらないのを強くお勧めいたします。振りじゃないですよ。絶対やらないでください。

まず、六角レンチで筐体を開けます。
IMG_6624
あ、当然、黄色のマークのついたシベット号でおこないます。
筐体を開けると基盤やセンサーはさらに4本のビスで止まってますのでこれも外します。
IMG_6628
光学ウインドウが見えてきましたね。左上の部分で接着されているようです。
ひっくり返して光学ウインドウにティッシュと割り箸を当て、トントンとやりますと、「ポン!」と音がして、割とあっけなくはずれました!
IMG_6629
え?! はずれた、じゃ、ないだろ! 割れた! だろ!
偉そうに「両刃の剣」とか言ってる場合ではない事態に!
しかも、ガラスが残っててこれがなかなか取れないんですよね。
だから、止めとけ言ったんだよね、スマートに取り外したM87JETさんが無茶苦茶カッコ良く見えます・・・と、後悔していても仕方がないので、

破壊が恐くてATMができるか!

と妙な理屈をつけながら残ったガラスを必死で取り除き、センサーへのゴミの付着を防止するために・・・・
IMG_6630
ラップでカバー
光学ウインドウを豪快に打ち破った割には、小心者な対策をおこなっております(笑)。
追記:この部分にラップを貼ると取れなくなりますので、これをやるなら顕微鏡用の「カバーガラス」の方が適しています。

あきらかに波打ってますが、センサー面に近いし、ラップは非常に薄いから光学的にはたぶん大丈夫。
IMG_6631
いや、大丈夫だといいな・・・と思ってます。

というわけで、後は実戦投入のみですが、Lambdaさんからお借りしているノーマル機との比較で、SV305の光学ウインドウがHαを減衰させているか、などの検証が行えると思います。

そして、大事なことなので、最後にもう一回言います。

こういう改造はやらないことを強くお勧めします・・・・振りではありません