ナイトビジョンは自宅ベランダの光害地でしか使ってなかったので、自宅から車で30分の場所へ「近征」して、少し空の暗いところで観望してみました。
家から近いと言っても、あの関勉師匠が観測しておられる、芸西天文台(高知県立芸西天文学習館)の近くなので、シチュエーションとしてはなかなかの場所です。
はぜかけによる乾燥では、茎葉が枯れる過程で穀粒に同化産物の転流がおこなわれるので、コンバインで収穫即、脱穀・乾燥するものと比べて穀粒が充実する(つまり味が良い)と言われてますが、食べ比べてはないので、たぶんそうなるだろう、ぐらいの話です。しかしそれはまた別の物語。
芸西天文台にほど近い某所に、GINJI150FN にクローズアップレンズNo5の0.72×レデューサーを使ったアフォーカルシステム(縮小光学系)、F2.9、6.5倍、瞳径23mmのシステム+AZ-GTiを設置します。
やはり最初に見るのは北アメリカ、Hα7nmフィルター。
よりコントラストが高く、北アメリカ周辺の淡い星雲がかなり見えていました(画像ではあんまりよくわかりませんが)。まあしかし、光害地のほうも十分鑑賞価値があるので、かなり健闘しているとは言えますね。
この淡い星雲が見える効果は、サドル付近の散光星雲でもっと顕著にあらわれました。
また、690nmロングパスフィルターを使って赤外域で見ると、夏の銀河の中心部分の濃淡がわかりました。これは自宅ベランダではできなかったことです。
しばらくやってると、あ! なんだこの巨大な星雲は!?
さて、赤外フィルターにしているのでM31を行ってみましょうか。
赤外からHα7nmに戻していろいろ行きます。
網状星雲全景
ソウル星雲
印象としては
ナイトビジョンは光害の少ない場所では、さらなるパフォーマンスを発揮する。しかし、光害地での見え方も十分鑑賞価値のあるものである。
といったところでしょうか。
この後、雲が広がってきたので、平日と言うこともあって20時50分ごろ終了。
・・・しかし、結局ブログ記事を書いてて夜遅くなるから同じでしょうか(笑)。
今回もTwitterにてリアルタイムでナイトビジョン観望の模様を発信していたところ、ぼすけ・りこぼんさんを始め多くの方にお付き合いいただきました。この場を借りてお礼を申し上げます!
コメント
コメント一覧 (4)
uwakinabokura
がしました
ありがとうございます。これでナイトビジョン道に邁進できます(笑)。
uwakinabokura
がしました